認定研修・公開型研修

認定スクラムマスター研修 / Certified ScrumMaster® (CSM®)

スクラムマスターは、組織におけるスクラムの成否に大きな影響を持つ重要な存在です。スクラムマスターは組織やチームにスクラムの理論やプラクティスを理解してもらえるように支援し、スクラムチームの改善を促すことで、スクラムチームの有効性にも責任を持ちます。

Scrum Alliance認定スクラムマスター研修(Certified ScrumMaster®、CSM®)では、スクラムマスターを始めとしたスクラムチームのメンバーが押さえておくべき原則、理論、プラクティスなどを座学とワークショップを通して身に付けられます。

認定スクラムマスター / CSM

本研修の特徴

株式会社アトラクタが提供する認定スクラムマスター研修には、次のような特徴があります。

完全日本語対応

講義・資料を含め全編日本語で実施します。通訳によるオーバーヘッドがありません。

座学とワークショップの融合

座学だけでなくワークショップが豊富に盛り込まれ、知識の定着と実践力の向上が可能です。

実務経験豊富な講師陣

メイン講師だけでなく、サポート講師もアジャイル開発やスクラムの実践経験豊富な現役の実践者・コーチです。

実務レベルの質問対応

研修中および研修後1週間、自由に質問が可能です。理論だけでなく実務に即した質問にも対応します(過去の質問はこちら)。

対象者

本研修は、スクラム未経験の方から、すでに実践しているが改めて体系的に学びたい方まで、幅広い層に対応しています。こんな方におすすめです。

  • スクラムの原則やプラクティスを基本から学びたい人
  • チームをうまく機能させたいスクラムマスター
  • スクラムを現場で導入しようとしている人
  • マネージャーなどスクラムチームを支援する立場の人

IT業界に限らず、製造業・サービス業・教育機関などさまざまな業種の方が受講しています。

カリキュラムの概要

この認定スクラムマスター研修では、以下のようなトピックを体系的に学びます。講義に加え、ワークショップやディスカッションを通じて、実践力を養います。

  • なぜアジャイルが必要なのか
  • 素早く安定的に頻繁に価値を届けることの重要性
  • 従来型開発手法の課題
  • アジャイルソフトウェア開発宣言の4つの価値と12の原則
  • スクラムの3-3-5(責任、作成物、イベント)
  • スクラムの3本柱と価値基準
  • スプリントレビューの重要性
  • スクラムによるプロダクト開発の実践
  • スクラムマスターの責任
  • スクラムマスターのふるまい

認定取得までの流れ

1 研修の申し込み

このページから研修をお申し込みください。お申し込み完了後、すぐにご案内メールと請求書をお送りしますので期日までにお支払いください。

2 事前準備

開催約2週間前を目安に、研修の詳細と必要な事前準備についてメールで案内します。

3 研修に出席

全日程に出席し主体的に参加してください。遅刻・早退・内職などは受験資格を認めないことがあります。

4 受験案内を受け取る

研修修了後に講師が適正だと判断した参加者の方には認定試験受験資格を付与します。Scrum Allianceから試験案内のメールが届きますので確認してください。

5 認定試験を受験

オンライン試験(60分・50問)を受験してください。37問以上正解で合格です。

6 認定バッジと証明書を取得

Scrum Allianceのサイトから、バッジと証明書をダウンロードしてください。

認定試験について

研修の全日程終了後、講師が適正と判断した参加者には、認定スクラムマスター(CSM®)の認定試験の受験資格を付与します。

研修受講後90日以内に、ご自身の都合のよいタイミングで受験してください。 (研修途中での一定時間の退席や、ワークショップへの不参加については認定資格試験の受験を認めないことがあります。その場合も返金や他研修への振り替えなどはいたしません)。

この試験に合格することで、Scrum Allianceから正式に「Certified ScrumMaster®」として認定されます。認定試験の形式は以下のとおりです。

  • 試験形式:オンライン、選択式50問(日本語が選択できます)
  • 制限時間:60分
  • 合格基準:37問以上正解
  • 再受験:1回まで無料です。2回目以降は各回25ドルかかります
  • 認定:試験に合格すると認定証やバッジがダウンロードできます

認定は2年ごとに更新が必要です。 更新には、自己学習によるSEU(Scrum Education Unit)を登録してください。 詳細はFAQ「認定スクラムマスターの資格の更新方法を教えてください」を参照してください。 また、認定試験の過去問は公開されていません

直近開催の研修

開催日 2025/06/11 09:00~2025/06/13 15:00
開催種別 オンライン
講師 吉羽龍太郎
費用 220,000円(税込み)
開催日 2025/06/25 13:00~2025/06/27 11:30
開催種別 宿泊型
講師 原田騎郎 / 永瀬美穂
費用 330,000円(税込み)
開催日 2025/07/23 13:00~2025/07/25 12:00
開催種別 オンライン
講師 原田騎郎
費用 220,000円(税込み)
開催日 2025/11/19 12:00~2025/11/21 11:30
開催種別 宿泊型
講師 原田騎郎 / 永瀬美穂
費用 330,000円(税込み)
認定スクラムマスター研修の日程が合わない方へ

今後の開催日程、新サービスや新刊のご案内など、最新情報をメールでお届けします。ご希望の方は以下からご登録ください。

講師紹介

株式会社アトラクタが提供する認定スクラムマスター研修は、20年以上のアジャイル実践経験を持つ以下の2人の認定スクラムトレーナー(CST)が中心となって実施いたします(当社は日本語ネイティブの認定スクラムトレーナーを複数擁する日本で唯一の企業です)。 また、当社の経験豊富なアジャイルコーチがサポート役として参加者の皆様の円滑な学習を支援します。

原田 騎郎

原田 騎郎

アジャイルコーチ、ドメインモデラ、サプライチェーンコンサルタント。外資系消費財メーカーの研究開発を経て、2004年よりスクラムによる開発を実践。ソフトウェアのユーザーの業務、ソフトウェア開発・運用の業務の両方を、より楽に安全にする改善に取り組んでいる。Scrum Alliance認定スクラムトレーナー(CST)

吉羽 龍太郎

吉羽 龍太郎

アジャイル開発、DevOps、組織開発を中心としたコーチングやトレーニングが専門。 Scrum Alliance 認定スクラムトレーナー(CST) / 認定チームコーチ(CTC)。Microsoft MVP。 著書に『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』など、訳書に『Tidy First?』『プロダクトマネージャーのしごと』『エンジニアリングマネージャーのしごと』『チームトポロジー』『レガシーコードからの脱却』『ジョイ・インク』など多数。 Developers Summit 2016ベストスピーカー(1位)。

参加者の声

株式会社アトラクタが提供する認定スクラムマスター研修(Certified ScrumMaster®、CSM®)に参加された方の声を紹介します(本文をクリックすると、参加レポートの記事が別ウィンドウで開きます)。

「ガイドに記載されている内容の意味を具体的に解説してくれる場面が多く、自己学習では得られない深みのある理解と知見が得られました」
「スクラムを通じて、機能するチームを築いていくことが重要だ、と学んだので、よいチームを作っていくぞという気持ちになりました」
「理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かしながら多くの気づきを得られる貴重な機会となりました」

よくある質問

Scrum Allianceが発行する認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster / CSM)資格を取得するための研修です。Scrum Allianceはスクラムに関する認定資格の発行団体として最も歴史があり資格取得者が多い団体です。

詳細は、Scrum Allianceのページを参照してください。

スクラムマスター資格は認定団体が複数あるため、日本語で受講可能な研修(同時通訳を含む)がある団体や企業を簡単に紹介します。 なお、認定資格の有無は直接的にスクラムマスターとしての価値やスキルを示すものではありません。自身による継続的な学習と実践が重要なので、単に資格取得を目的化しないことをお勧めします。

  • Scrum Alliance
    • 米国のNPO法人。もともとはスクラムの父ジェフ・サザーランドやケン・シュエイバーも参加していた
    • 2002年から世界各国でスクラムマスターコースを始めとして、スクラムに関するさまざまな認定研修や認定資格を提供している
    • 研修を受けずに認定を受けることはできない
    • スクラムマスターの認定資格名は、「Certified ScrumMaster® (認定スクラムマスター、CSM® )」
  • Scrum.org
    • ケン・シュエイバーがScrum Allianceを離脱して作った企業
    • 2009年から世界各国でスクラムマスターコースを始めとして、スクラムに関するさまざまな認定研修や認定資格を提供している
    • 研修を受けずに、認定試験だけを受験することができる
    • スクラムマスターの認定資格名は、「Professional Scrum Master® (PSM® )」
  • Scrum Inc
    • ジェフ・サザーランドが設立した企業。後にScrum Allianceを離脱して独自の認定を開始
    • 2019年から米国および日本で認定研修を提供している
    • 研修を受けずに認定を受けることはできない
    • スクラムマスターの認定資格名は、「Registered Scrum Master®(LSM® )」

Scrum Allianceの認定スクラムマスター資格(Certified Scrum Master®、CSM®)は、スクラムマスターの認定資格のなかでいちばん歴史が長く、認定者が多い資格です。

はい、未経験の方でも安心してご参加いただけます。 当社の認定スクラムマスター研修(Certified ScrumMaster® / CSM®)は未経験者の方でも理解できるように設計されています。

研修では、「アジャイル開発とは何か」、「スクラムの概要」などの基礎から丁寧に解説します。用語の意味や背景、原理原則を噛み砕いて説明しますので、専門用語に不安がある方でも無理なく理解できます。 また、座学だけでなくワークショップ形式の実践演習を豊富に取り入れているため、「聞くだけ」「読むだけ」ではなく、実際に手を動かしながら学ぶことで、より深く理解を深めることができます。 講師は全員が現場でのスクラム実践経験を持っており、受講者のレベルに合わせたサポートを行います。

認定試験はオンラインで行われます。研修受講後、ご自身の都合の良いタイミングで受験してください。License Agreementに同意頂いたのちに受験となります。問題数は50問(日本語も選択可能です)で制限時間は60分です。37問以上の正答で合格となります。合格すると認定証が発行されます。

その他詳細については、研修終了後にScrum Allianceから送信されるメールを参照してください。

認定試験の過去問は公開されていません。ご自身もしくは他の受験者の試験問題を公開することは禁止されています。

残念ながら認定試験に不合格だった場合、もう1回無料で受験できます。それ以上の再試験については、1回あたり25ドルが必要です。

認定の有効期間は2年間です。更新に際しては、継続する認定の種類に応じた費用と自己学習が必要です。

認定スクラムマスターの場合は、更新料金は100USドルです。 自己学習は、SEU(Scrum Education Unit)と呼ばれる単位で集計します。 1 SUEはおよそ1時間です。 SEUはスクラムやアジャイルに関する勉強会やイベント(例: Regional Scrum Gathering Tokyo、各地のScrum Festなど)に参加したり、Scrum Allianceの動画を観たり、書籍を学習したりといった自己学習で付与されます。 ご自身でScrum Allianceのサイトに登録する必要があります。 認定スクラムマスターの場合は、更新に必要なSEUは20です。

なお更新が近づくとScrum Allianceからメールで案内が送られます。

詳細は、Scrum Allianceのページを参照してください。

研修受講費用のお支払は銀行振り込みとなります。振込先口座情報は請求書をご確認ください。なお振込手数料はお客様にてご負担をお願いします。

お支払い期限はお申込み時期によって異なりますが、原則として、(1) 研修お申込み日の翌月末 (2) 研修開催日前日 を比較して早い日がお支払い期限になります。

例:開催日が2021年3月16日の場合

  • 申込日 2021年1月31日まで → お支払い期限 2021年2月28日
  • 申込日 2021年2月1日〜2021年3月15日 → お支払い期限 2021年3月15日

研修受講費用の支払い期限を延長する場合、別途手数料がかかります。1か月以内の延長の場合は、税込み11,000円です。ご希望の場合はメールでご連絡ください。なお1か月以上の延長は原則としてお受けできません。

弊社では請求書の原本はPDFとしておりますが、請求書の郵送が必要な場合には有償(税込み11,000円)にて対応いたします。お申込みの際に「請求書の郵送を希望する」のチェックボックスにチェックを入れて郵送先住所をお知らせください。

お客様の社内規定等で、弊社から各種書類の提出が必要となる場合はできる限りお申込時にお知らせください。費用については以下のとおりです。

  • (1) 口座登録(新規に取引を行うにあたって当社に関する情報を入力する)
    • 電子的な対応のみで完結するものについては、無償にて対応いたします
    • 各種書類等の郵送が必要な場合は、有償(税込み11,000円)にて対応いたします
    • 押印付き書類の作成が必要な場合は、郵送の如何に関わらず有償(税込み11,000円)にて対応いたします
  • (2) サステナビリティなどのガイドラインの準拠表明書の作成や提出
    • 媒体の如何に関わらず有償(税込み33,000円~。内容精査の上お見積りいたします)にて対応いたします
  • (3) 各種チェックリストや報告書の作成や提出(個人情報の取り扱い、個人情報の抹消の証明など)
    • 媒体の如何に関わらず有償(税込み33,000円~。内容精査の上お見積りいたします)にて対応いたします

見積書はPDFファイルをお客様自身で発行できます。 各研修の申し込みボタンの直下に見積書発行用のリンクがありますので、そちらをご利用ください。

領収書はPDFにて発行可能です。研修受講費用の支払後に窓口までご連絡ください。お申込時にご依頼頂いても対応できませんので予めご了承ください。

お支払い完了後のキャンセルや返金はお受けいたしかねます。ご自身が参加できない場合代理の方にご参加いただくようご調整ください。

お支払いが未完了でキャンセルの場合、開催30日前からキャンセルフィー50%、開催14日前からキャンセルフィー100%となります。キャンセルの場合はメールにて早めにご連絡をお願いします。弊社のキャンセル受付の返信をもってキャンセル完了とし、当該日をキャンセル日といたします。

キャンセル後は、同一日程の研修へのお申し込みはできません(申し込みされた場合は取り消しいたします)。

お申込後、お支払後に参加できなくなった場合は、参加者を変更いただけます。

その場合は、変更後の参加者のお名前、お名前(アルファベット)、メールアドレスを窓口までご連絡ください。なお領収書等の再発行はいたしませんのでご了承ください。

Scrum Allianceの規定により全時間の参加が必要です。その場にいるだけ(オンラインの場合はビデオ会議ツールに接続しているだけ)では参加と認められない場合があります。所用等による途中退出をした場合など全時間の参加が確認できない場合は、認定試験の受験を認めないことがあります。この場合も、受講費の返金はいたしません。研修当日は他の会議や予定等を入れないようにしてください。

認定スクラムマスター研修へのご参加をお待ちしています

ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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